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【なぜ】焼失面積は2万8800平方メートル 筑後川の河川敷で不審火相次ぐ 2か所目はパトロール中の警察が発見

2025年2月25日 17:41
【なぜ】焼失面積は2万8800平方メートル 筑後川の河川敷で不審火相次ぐ 2か所目はパトロール中の警察が発見

24日夜、福岡県久留米市の筑後川沿いで枯れ草が燃える火事が相次ぎ、警察は不審火として出火原因を調べています。近くに住む人は、出火直後、炎が激しく燃え広がる様子を目撃していました。

激しく立ち上る炎と煙。飛び火したのか、炎は複数の場所で上がっています。消防が懸命の消火活動を続けますが、炎の勢いはなかなか収まりません。

24日夜7時前、久留米市安武町武島の筑後川の河川敷で、枯れ草などが燃える火事がありました。火はおよそ1時間半後に消し止められ、ケガ人はいませんでした。

■竹原侑記者
「火災があった現場です。消防の姿が見えます。その先、サッカーのグラウンド程の広さでしょうか。かなり広範囲に焼けた跡が見えます。」

25日午前、火事の現場には警察と消防の姿がありました。現場を調査し、出火原因の特定を急いでいます。

上空からの映像では、河川敷が広い範囲で真っ黒に焼け焦げていました。警察によりますと、2万8800平方メートルが焼けました。現場のすぐ近くで鯉の養殖場を営む尾形さんは、出火後まもなく火事に気づきました。

■尾形養鯉場・尾形学社長
「最初、私が気づいたとき燃え始めたのが、あの大きな木。あの辺りから燃え始めて、ずっとこっちに広がった。火の手は10メートルぐらい上がっていましたかね。普通は人通りはほぼないですよ。川で釣り人がたまに魚を釣っている程度。」

■竹原記者
「さらに最初の火災からおよそ40分後、土手の草が燃えているのをパトロール中の警察官が発見しました。」

およそ40分後、上流にあたる東側の久留米市山川神代の河川敷でも火事が発生しました。2つの現場はおよそ13キロ離れていて、車では30分弱の距離です。のり面の枯れ草など、およそ21平方メートルが焼けました。

およそ40分の間に相次いだ火事。いずれの現場も火の気がないことから、警察は不審火として調べています。

最終更新日:2025年2月25日 17:48
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