【核のごみ最終処分場】文献調査の受け入れ「悩んでいる」佐賀・玄海町長と経産相が面会「板挟み」
佐賀県の玄海町長は7日、斎藤経済産業相と面会し、いわゆる”核のごみ”の最終処分場選定に向けた文献調査の受け入れについて「悩んでいる」と心境を語りました。
玄海町の脇山伸太郎町長は7日夕方、経済産業省を訪れ、斎藤経産相と15分ほど面会しました。
原子力発電所から出る高レベル放射性廃棄物、いわゆる”核のごみ”の最終処分場選定に向けた「文献調査」をめぐっては、4月、玄海町議会に応募を求める請願が出され本会議で採択されました。
これを受け、5月1日には経産省が町に対し、文献調査の受け入れを申し入れています。
■玄海町・脇山伸太郎町長
「悩んでいるのは、住民の代表である議会の議決は重たいし、自分が今、思っていることとの板挟み。大臣に私の思いも伝えたので、あとは私が粛々と判断するだけだと考えています。」
あらためて5月中に判断を示すと話しました。
一方、斎藤経産相は「地域で議論をさらに深めていけるよう、国としても積極的に説明や情報提供を行っていきたい」との考えを述べました。