『博多遺跡』が国の史跡に指定 中世の国際貿易都市を示す重要な遺跡と評価
福岡市博多区の『博多遺跡』が、国の史跡に指定されることになりました。中世における国際貿易都市・博多を示す重要な遺跡と評価されました。
国の史跡に指定されたのは、福岡市博多区の旧冷泉小学校跡地の『博多遺跡』です。
面積は、約960平方メートルです。
2019年の発掘調査で発見された石積遺構は、11世紀後半の平安時代、国内で唯一の貿易拠点となった博多の港湾施設と考えられています。
また、石積遺構の周辺からは当時中国大陸から輸入していた大量の陶磁器や日本が輸出していた硫黄などが見つかっていて、中世の国際貿易都市・博多を示す重要な遺跡として指定されることになりました。
国の史跡には、福岡市の元寇防塁や鴻臚館などが指定されています。