7年前、北九州市のアパートで6人が死亡した火災で、26日に放火の疑いで逮捕された元住人の男が、アパート関係者とトラブルを抱えていたことが捜査関係者への取材で分かりました。

2017年5月、北九州市小倉北区清水の木造2階建てアパート「中村荘」が全焼し、住人16人のうち当時55歳から84歳の6人が死亡しました。

アパートに侵入して火をつけた放火の疑いで、26日に井上浩二容疑者（56）が逮捕されました。

捜査関係者によりますと、井上容疑者は火事のおよそ1年前、1か月ほどアパートに住んでいて、その際、関係者との間で複数のトラブルを抱えていたということです。

井上容疑者は容疑を否認していますが、警察はトラブルが動機になった疑いもあるとみて捜査しています。