乾燥対策に必要なことは? 立冬迎え寒さとともに乾燥シーズン到来 対策グッズも
11月8日は『立冬』で、暦の上ではこの日から冬です。と同時に、語呂あわせで『いい肌の日』です。
気温の低下とともに、“乾燥”も気になり始めるこの時期、肌のトラブルを防ぐ方法を探りました。
通勤時間帯を迎えた8日朝の福岡市・天神では、マフラーや手袋、厚手の上着などで寒さ対策をしている人の姿が多く見られました。
■会社員(20代)
「きょうは結構寒めかなと。ネックウォーマーと手袋をつけた。」
■会社員(40代)
「(8日朝は)ちょっと寒かったかも。羽織るものはちょっと冬っぽいものを着ようかなと。」
8日は立冬で、暦の上では“冬”に入りました。
8日朝の福岡市の最低気温は前日より2℃以上低い11.4℃でした。また、八女市で5.9℃、宗像市で6.7℃など、県内の6か所で今シーズンの最低気温を記録しました。
寒さとともにやってくるのが“乾燥”です。皮ふ科の医師は、“かゆみ”を感じるようになる前に乾燥対策をすることが大切だといいます。
■Rパークサイド皮ふ科 日高らん院長
「かゆみが起こってから、乾燥していますと(患者が)来るんですが、実際かゆみが起こってしまっていると、炎症が起きているということになるので、炎症止める治療も入れていかないといけなくなるので、かゆみが起こる前に肌がなんとなく突っ張るとか、その時から対策をとっていかないといけない。」
街でも、すでに乾燥の悩みを抱えた人がいました。
■70代の人
「ちょっと体がかさかさ。かゆいことがある。2~3週間前から。急いでボディクリームを買いました。」
■40代
「ひげそりした後の肌が乾燥するので、いつも家を出るときには化粧水をつけて出るようにしている。保湿はやったことないです。」
福岡市のハンズでは先月から『乾燥対策』のグッズがよく売れているといいます。
加湿器は100種類がそろいます。
■阿部まみアナウンサー
「お部屋全体を潤せる加湿器も人気なんですが、最近はコンパクトで持ち運びができる加湿器や、電気代が高いので電気いらずの加湿器が人気だということです。」
自然に水分が蒸発する力を利用した電源いらずの『潤いマスコット』シリーズです。
電気を使うものと比べると加湿する力は弱いものの、デスク周りや枕元など限られたスペースの加湿には力を発揮するといいます。
そして保湿といえばクリーム。ハンドクリームやボディクリームなど、約160種類が売り場に並びます。
■ハンズ博多店 塚本絵麻さん
「特に1番人気のボディクリームが、赤箱牛乳石鹸の香りのするボディクリームです。」
■阿部アナウンサー
「ミルクのような香りがしますね。」
■塚本さん
「全身で使っていただけるのと、乾燥がひどい季節になるので、乾燥対策としてかばんに入れていただいたりする方が多いようですね。」
ハンドクリームの人気は、無香料の『プロ・業務用ハンドクリーム』です。また、べたつきが少なく使用後すぐにスマホが触れるという、ハンドジェリーも人気が高いということです。
こうした保湿クリームの効果を十分に得るためには、塗り方に工夫が必要だといいます。
■Rパークサイド皮ふ科 日高らん院長
「基本的な塗り方としては、スピードが大事。お風呂上がりとか入浴後に塗ると思うんですが、入浴後15分以内にと言われています。」
一度体が乾燥してしまうと、効果が落ちてしまうといいます。
また、日高院長によりますと、塗り残しがないようにするため、しわに沿って塗るのがポイントだということです。
■日高院長
「かゆみが起こるとイライラもしてしまうので、健やかに暮らせるように保湿が1番のスキンケアの要になりますので、そこを正しくやっていただくといいかなと思います。」
冬の訪れとともに乾燥の時期がやってきます。早めの保湿で対策しましょう。