“牛乳だけ”から“完全給食”へ 福岡県太宰府市の中学校でリハーサル 配膳手順など確認
これまで給食は“牛乳だけ”だった福岡県太宰府市の公立中学校で、来年1月から主食とおかずを提供する“完全給食”がスタートします。市内の中学校では28日、配膳の手順などを確認するリハーサルが行われました。
11月28日、“完全給食”に向けたリハーサルが行われたのは、太宰府市の太宰府東中学校など2校です。午前の授業が終わると、エプロンを着けた生徒たちが、配膳室で給食や食器を受け取りました。
それぞれの教室に運んだあと、28日の献立のチキンカレーやごはんなどを、慣れない手つきで皿に盛りつけます。
■配膳した生徒(3年生)
「(カレーが)余っています。楽しいですけど、きょうみたいに失敗したときのプレッシャーがすごいです。」
太宰府市の公立中学校の給食は現在牛乳のみで、生徒は弁当を持参するか、売店のパン・業者の弁当などを購入しています。
しかし、保護者の強い要望を受けて去年、市内すべての公立中学校で“完全給食”を提供することが決まり、ことし8月に新たな給食センターが完成しています。
■3年生
「温かいです。」
■3年生
「弁当は親の愛情がこもっているけど、給食は給食員がみんなのことを思う心がいっぱいこもっていて、どっちも最高です。」
“完全給食”は、太宰府市のすべての公立中学校で、来年1月10日から始まります。