常態化した混雑の解消は 福岡空港でスマートレーン導入初日 パソコンや飲み物を入れたまま手荷物検査
福岡空港で保安検査待ちの長い行列にうんざりしたという経験をお持ちの方もいらっしゃると思います。その混雑解消を目指して24日、福岡空港に新たなシステムが導入されました。
■阿部まみアナウンサー
「きょうから福岡空港で運用が開始されたスマートレーンです。皆さん、かばんからパソコンなどを取らずに身軽に検査をしているので、行列ができていません。」
スマートレーンでは3D技術などを使って、手荷物の中身をより鮮明にスキャンすることができます。
パソコンや飲み物など、手荷物の中身を取り出す手間が省け、検査が格段にスムーズになります。
■利用者
「以前はパソコン出さないといけなくて不便だったのですが、出さなくてよくなって非常に便利になったと思います。早く済むので非常に快適ですね。」
■利用者
「飛行機に間に合うかなとか、ギリギリに来ると、そういう心配も出てくるので。徐々に解消されていくことを願いたいですね。」
こちらは、去年の大型連休中の福岡空港国内線です。保安検査場の前には長い列ができています。人手不足のため、保安検査待ちの混雑は常態化していました。
スマートレーンは検査用のカゴが自動で流れてきて、最大4人が同時に手荷物をレーンに流すことができます。
今回の導入で、1台あたりの検査人数は1時間におよそ250人とこれまでより80人多くなり、利用客の混雑緩和につながることが期待されています。
■福岡国際空港・岩本哲也さん
「お客様にとって利用しやすくてストレスなく、スムーズに利用できる空港にしていきたいなと考えています。」
スマートレーンは24日から2台の運用が始まり、4月末までに11台が設置される予定です。