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小学校でバスケットゴールのボードが落下 設置は1979年 劣化を確認するも使用を制限せず 

2025年3月4日 17:58
小学校でバスケットゴールのボードが落下 設置は1979年 劣化を確認するも使用を制限せず 

北九州市の小学校で、バスケットゴールの一部が落下する事故がありました。ケガ人はいませんでした。学校は劣化を確認していましたが、使用は制限されていませんでした。

■児玉悠一朗記者
「落下したバスケットゴールはリアカーの上にあります。近づいてみると、白い部分が剥がれ落ちているのが分かります。」

3日午後3時すぎ、北九州市小倉南区沼本町の沼小学校の運動場で、バスケットゴールのボード部分が落下しているのを学童保育の職員が発見しました。

■児玉記者
「重たい。」※許可を得て取材しています。

北九州市教育委員会によりますと、落下したのは木製のボードで、縦90センチ、横120センチです。土台と固定されていたボードの裏側は腐食が進んでいました。この事故でケガ人はいませんでした。

バスケットゴールは1979年に設置されたもので、これまでにボードが交換されたかは分かっていません。

北九州市では3年に1回、専門業者が遊具を点検していて、沼小学校の2022年10月の前回の点検では、今回落下したものとは別のバスケットゴールについて腐食を確認し、ボードを交換していました。

今回落下したボードについては、業者の点検後に学校が劣化を確認しました。2月に交換のための見積もりをとっていましたが、昼休みなど児童が遊んでいたということです。

市の教育委員会は、危険を確認した時点でバスケットゴールの使用を制限すべきだったとしています。また、市内の学校にバスケットゴールの点検と、点検が終わるまでの使用中止を通知しています。

北九州市では4年前にも、若松区の中学校の体育館でバスケットゴールが落下していて、顔にケガをした女子生徒側に対し、市が賠償責任を認め去年、和解が成立しています。

最終更新日:2025年3月4日 17:58
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