【インフルエンザ】5週連続で警報レベル 大学入学共通テスト目前の学習塾では ドラッグストアも「警戒中」 福岡
福岡県内のインフルエンザの感染者数は、5週連続で警報レベルです。18日には大学入学共通テストを控え、学習塾は対応に迫られています。
■中村安里アナウンサー
「福岡市内の学習塾です。今週末が共通テストということで、こちらでは高校3年生が感染対策をして勉強に励んでいます。」
いよいよ18日に迫った大学入学共通テスト。福岡県内でインフルエンザの流行が続く中、こちらの学習塾が行っていた感染対策は、1時間おきに教室のドアや窓を開ける換気です。さらに、人の手が触れる場所の消毒を徹底しています。
志望校合格を目指し、これまで1日10時間以上勉強してきたという受験生たちは。
■高校3年生
「(インフルエンザに)特にこの時期かかると勉強の手も止まってしまうので、そこはすごく怖いです。」
「不安ですね。インフルエンザになって、もし追試になったら難しくなってくると思うし。しっかりと寝て、本番に一番良い形でいけるようにしたいです。」
こちらの学習塾では、小学生から高校生まで各学年の1割ほどがインフルエンザに感染しているということですが、現在、高校3年生に感染者は出ていないということです。
■WA塾・児玉昌晃さん
「共通テストは1年間の集大成ですから、とにかく体調を管理して、自己管理こそが受験の勝利の第一歩なので、そこを指導しています。」
16日、福岡県は12日までの1週間に定点となっている医療機関で把握されたインフルエンザの感染者数を発表しました。1医療機関あたりの感染者は35.13人で、前の週と比べて5人ほど減りましたが、5週連続で警報レベルとなっています。
福岡市のドラッグストアを訪ねました。
■中村アナウンサー
「インフルエンザ警戒中と書かれていて、 のど飴や検査キットを集めた特設コーナーができています。」
■ドラッグ新生堂 中尾店・大江友誉店長
「年末にかけてインフルエンザの問い合わせがすごく増えてきたので、増設した形です。」
店によりますと12月から、解熱鎮痛剤やインフルエンザの検査キットを買い求める客が増えているということです。
■買い物客
「(周りで感染している人は)たくさんいます。うがい薬を買いに。ちゃんとうがいしていると風邪をひきにくいかな。」
インフルエンザの警報レベルが続いていることを受け、福岡県はマスクの着用や手洗いのほか、混雑した場所を避けるなど感染予防に努めるよう呼びかけています。