ふるさと納税返礼品の牛肉で産地偽装 久留米市の食肉卸会社に表示是正や原因究明など指示
ふるさと納税の返礼品の牛肉で産地が偽装されていた問題で、九州農政局は、福岡県久留米市の食肉卸会社に表示の是正や原因の究明、再発防止などを指示しました。
ふるさと納税の返礼品をめぐる牛肉の産地偽装で、九州農政局から食品表示法に基づく表示の是正や原因の究明、再発防止などの指示を受けたのは、久留米市東合川の食肉卸会社『タツミ商事』です。
九州農政局によりますと、『タツミ商事』は、“佐賀県産”ではない牛肉2万858キロを、佐賀県上峰町の返礼品として、また“長崎県産”ではない牛肉1万5603キロを長崎県諫早市の返礼品として、去年4月から12月末までの間、出荷していた疑いです。
『タツミ商事』によると、ほかにも福岡・佐賀・長崎の合わせて9つの自治体の返礼品を請け負っていて、産地偽装の有無や量について精査しているということです。
『タツミ商事』の担当者は「大変申し訳ない。社内の体制を見直して真摯に向き合い、今後同じことが起こらないようにしていきたい」としています。