SNSに上げた飼い犬の写真に「かわいいですね」などとメッセージを送ってきた外国人男性の名前のアカウントにウソの投資話を持ちかけられ、福岡県大刀洗町の50代の女性が約1100万円をだまし取られました。

警察によりますと、ことし5月、福岡県大刀洗町の50代の女性がSNSに載せた飼い犬の写真に対し、韓国人男性を名乗るアカウントから「かわいいですね」などとメッセージが届きました。

このアカウントと1か月ほどやり取りを続けるなかで、男性とその母親だとする画像とともに「自分は母親を大事にしていて、 投資でもうけたお金でプレゼントをしている」「飼い犬にもお金を使っている」「一緒に趣味を持ちませんか」と持ちかけられ、暗号資産への投資を勧められました。

女性は、相手が紹介した暗号資産の投資サイトに登録したということです。

最初に30万円分の暗号資産を入れたところ、すぐに約2万円のもうけが出たとメッセージが届き、実際に口座に現金が振り込まれたことから女性は本当に投資ができていると信じ込みました。

その後、5回にわたって暗号資産の入金を繰り返し、あわせて約1100万円分の暗号資産をだまし取られました。

女性がことし8月、サイト上で表示されたもうけを引き出そうとしたところ相手と連絡が取れなくなり、詐欺に気づきました。

警察は「面識のない人からのお金の話は大変危険です。SNSやインターネット上の投資話には注意して下さい」と呼びかけています。