×

【筑前玄海イカフェア】新鮮さを“イカ”した「お茶漬け」や「サンド」 限定グルメ “イカ”が 福岡

2024年9月13日 18:52
【筑前玄海イカフェア】新鮮さを“イカ”した「お茶漬け」や「サンド」 限定グルメ “イカ”が 福岡
筑前玄海イカフェア14日から

イカと言えば佐賀県唐津市の呼子が有名ですが、海に面した福岡県宗像市や福津市なども九州有数の水揚げを誇ります。14日から「イカフェア」が始まるのを前に、地元ならではの新鮮さを“イカ”したオリジナルメニューを一足先に紹介します。

12日、福岡県宗像市の鐘崎漁港に漁船が帰ってきました。中に積まれていたのはイカです。

■吉村史織アナウンサー
「漁船から次々に新鮮なイカが港に降ろされていきます。」

今が旬のケンサキイカです。玄界灘(げんかいなだ)と響灘(ひびきなだ)を合わせた筑前海(ちくぜんかい)は、九州有数のイカの漁獲量を誇ります。海水温度や潮の流れがほどよく、イカたちがのびのびと成長し甘みが強くなるといいます。味はもちろん、見た目にもこだわっていて、胴体に傷がつきにくいよう、漁師が一本一本丁寧に釣り上げます。

■イカ漁師・桑村勝士さん
「今、あまり取れていなくてみんな苦戦していますが、秋にまた群れが入ってくれば取れるので、それを期待したい。どんな食べ方をしてもおいしいので、それぞれ楽しんでもらえれば。」

筑前海に面した古賀市、福津市、宗像市、岡垣町、芦屋町は、その豊かな漁場と飲食店の近さを生かして、熱心にイカグルメの開発に取り組んでいます。

地域の特産品を広めたいと、14日から始まる「筑前玄海イカフェア」は、ことしで3年目です。

■吉村アナウンサー
「ことしは参加店舗が37店に増え、イカグルメのバリエーションも増えたということです。い“イカ”んじのグルメ、探してきます。」

イカグルメの王道といえば、まずは刺身です。宗像市のレストランで14日から提供するのは、刺身と天ぷらを乗せた「イカ茶漬け」です。まずは刺身をそのままいただきます。

■吉村アナウンサー
「おいしい。イカがかなり濃厚で、こりこりとしますが舌にとろける感じもあって、すごく食感がいい。」

さらに、このイカを引き立てているのが、しょうゆです。

■和食レストラン末広・安部健太郎 社長
「このフェアに向けて、当店のイカから採れるイカ墨を使った『イカ墨醤油』を今回開発しました。」

半年ほど前から地元のしょうゆメーカーと協力し、イカをさばく時に捨てられる「墨袋」を活用したユニークなしょうゆを開発しました。

■吉村アナウンサー
「口の中にふわっといぶされた感じ、燻製みたいな感じが口の中に広がって、アクセントになっている。」

■安部社長
「これを宗像の特産品にして、呼子のイカも有名だが、宗像のイカもおいしいよというのを、呼子に追いつけ追い越せで町おこししていきたい。」

一方、福津市のサンドイッチ専門店は、今回がフェア初参加です。

■店員
「こちら、玄界イカのタルタルサンドです。」
■吉村アナウンサー
「ありがとうございます。すごい、このボリューム。」

毎日、港から取り寄せる新鮮なイカを柔らかい食感が残るよう短時間で揚げ、タルタルソースと一緒にパンに挟みます。

■吉村アナウンサー
「濃厚なタルタルソースと、淡白なイカの身がよく合います。お互いが引き立て合っている感じがする。」

■クロエとパン・小島直美さん
「若い人にも写真をたくさん撮ってもらえるような、映えるようなサンドを心がけている。小さなお子様から大人まで、いろいろな世代の人に食べてほしい。」

さらに、宗像市の道の駅では、今回のフェア限定商品も開発しました。

しょうゆベースの甘辛ダレにイカを丸ごと漬け込んだ「イカの活き漬け」、ソースにイカ墨を使ったエビチリならぬ“イカちり”の「ちりぷり」。家でもイカグルメを楽しむことができます。

14日から始まる「筑前玄海イカフェア」。皆さんもぜひ“イカ”なくちゃ、ですね。

福岡放送のニュース