【判明】去年のオスプレイ墜落事故 歯車のひび割れや判断ミスが原因だった 九州防衛局が県に米軍の調査結果を説明 佐賀
九州防衛局が佐賀県にオスプレイ事故説明
去年11月、アメリカ軍の輸送機オスプレイが鹿児島県屋久島沖で墜落した事故の原因について、九州防衛局が佐賀県に説明しました。
2日午後、九州防衛局のトップが佐賀県庁を訪れ、アメリカ軍の事故調査委員会が公表した報告書について説明しました。
アメリカ軍の調査結果では、オスプレイのプロペラを回す変速装置の歯車がひび割れるなどし、エンジンの動力が伝えられなくなったことが事故原因とされました。
また、変速装置の警告灯が5回表示されても飛行を継続していたなどとして、パイロットの判断ミスも事故原因の1つとされました。
オスプレイは、アメリカ軍・自衛隊ともに事故後、一時飛行を見合わせていましたが、ことし3月以降、順次、飛行を再開しています。
佐賀県側は「徹底した安全対策を継続してほしい」と強調しました。