来年3月からJR香椎線の自動運転本格導入へ 運転士の資格ない“乗務員”も業務に 福岡
実証実験を行っていた香椎線の自動運転について、JR九州は来年3月から正式に導入すると発表しました。
自動運転が本格導入されるのは、JR香椎線・西戸崎駅から宇美駅までの全線です。
実証実験は2020年に香椎線の一部の区間で始まり、その後全線に拡大して半数以上の便で自動運転車両を走らせていました。
現在は運転士の資格を持った乗務員が乗っていますが、第三者委員会の検証や行政手続きを経て、来年3月からは運転士の資格を持たない『自動運転乗務員』も業務にあたります。
■JR九州・古宮洋二 社長
「ローカル線に行けば、お客さまは減っていくので、その時代の中で生きていくためには、新技術を使ってどんどん進んでいかないと鉄道の将来はないと思っていますので、そういう面では大きく進歩したと思います。」
JR九州の古宮社長は今後、香椎線以外にも自動運転を広げることを検討していきたいと話しています。