福岡市・天神の街を見守る「天神地蔵」が壊される 警察は器物損壊事件として捜査 2018年にも被害
福岡市・天神の交差点を見守ってきた天神地蔵がまた、壊されました。警察は器物損壊事件とみて、調べています。
■石田旭昇アナウンサー
「こちらが壊された天神地蔵です。許可を得てニット帽を外してみますと、後ろの部分が割られていて、後ろの部分が鍋ぶたで保全している状態です。」
破損しているのが見つかったのは福岡市・天神の交差点に設置されている天神地蔵です。
1月27日、周辺の掃除などを続けている地元の住民が、頭の後ろにある丸い輪の部分の一部が割れているのに気づき、警察に相談したことから発覚しました。
天神地蔵は殉職した警察官を悼んで設置され、天神の街を見守ってきました。2018年にも、酒に酔った20代の男性が蹴り、頭部がとれる被害に遭いました。
地蔵を管理する近くの町内会長の藤木敏一さんは30日、警察に被害届を提出し、犯人は自ら名乗り出てほしいと訴えました。
■町内会長・藤木敏一さん
「交通安全ということで通りがかりの方々がお参りされる。きょうも一日無事やったよと帰ってらっしゃる。ましてや罪も憎みませんので、ケガさせましたとおっしゃっていただければ、それだけで、ことは済みますので。」
警察は、何者かが地蔵を壊した器物損壊事件とみて調べています。