×

この冬一番の寒気 スリップ事故も相次ぐ 広島県

2024年1月24日 20:11
この冬一番の寒気 スリップ事故も相次ぐ 広島県

広島県内では全ての観測地点で最低気温が氷点下となるなど厳しい冷え込みとなった24日、車のスリップ事故が相次ぎました。

一面の雪景色となった県北。暖冬とあって、平地に雪が積もるのは先月下旬以来です。

■男性
「本当、久しぶりの雪って感じですかね」

強い寒気の影響で断続的に雪が降り続き、午後6時時点の積雪は北広島町八幡で66センチ、庄原市高野で31センチとなっています。

久しぶりの雪に子どもたちは。

■子ども
「1月のはじめに降ると思ったらあんまり降らなくて、終わり頃に降るからびっくりしました」

ネギを栽培する農家はビニールハウスの雪かきに追われていました。

■農家
「雪がたまって落ちなくなるというのが一番危ないことなんで、過去の大雪でハウス潰された農家さんも結構いらっしゃいますのでやっぱり警戒します」

■渡邊洋輔記者
「現在午前7時半の平和公園です。 原爆慰霊碑の池には氷の膜が張っています」

24日朝は、この冬初めて、県内全ての観測地点で氷点下に。広島市中区で氷点下1.6℃となるなど6地点で今シーズンもっとも厳しい冷え込みとなりました。

■警察官呼びかけ
「道路が凍結しています。車間距離を空けてゆっくり走ってください」
■渡邊記者
「こちら佐伯区の県道です。スリップしたのでしょうか、中央分離帯に車が乗り上げてしまっています」

広島市内の道路も寒さで路面が凍結。県内で50件以上のスリップ事故が発生しました。

ロードサービスを行う「JAF」にも依頼が。

■JAF職員
「よし」

向かったのは、東広島市の事故現場です。凍った路面により、ブレーキが利かず前の車に追突していました。追突した車はノーマルタイヤでした。

■JAF中川さん
「スタッドレスタイヤもどうしても長期保管していたらゴムが固くなりますので」
「布チェーンを車に準備しておくのも一つの方法だと思います」

中国道や浜田道などの一部区間では冬用タイヤ規制が続いてます。また、中国道では雪の影響で一部区間が通行止めとなっていましたが、午後5時すぎに解除されました。一方、JRは新幹線・在来線ともに大きな影響は出ていません。そのほかの県内の公共交通も概ね通常運行です。

寒さの影響は、こんなところにも。

■久保田栄作記者
「ゆめマート二葉の里店では、白菜や長ネギなどの鍋の食材が充実しています。特にキノコが売れ行きが良いそうです」

広島市内のスーパーには鍋の食材を買い求める人の姿。寒さが増した23日以降、売り上げが2割以上伸びているということです。

■客
「キムチ鍋」
「明日まで寒いとのことだったので、今日は温かいものを食べて元気になる」

今シーズン一番の冷え込みをもたらした最強寒波。気象台は今夜遅くにかけて積雪や路面の凍結に注意を呼びかけています。
《2024年1月24日放送》

    広島テレビのニュース