広島テレビのアナウンサーが、気になるテーマを自ら取材して、お伝えする『アナたにプレゼン』。今回プレゼンするのは、木村和美アナウンサー。開業までまもなくのミナモアに直結する、広島駅南口のタクシー乗り場についてプレゼンします。

ミナモアの開業を前に、広島駅に直結し、ミナモアの１階に完成した新しいタクシーエリアの利用が、３月８日（土）から始まり、より便利になりました。

広島駅のタクシー乗り場は南口と北口の２ヵ所で、南口には５４台、北口には６０台、合計１１４台のタクシーが待機できます。これから春休みを迎える多くの利用者に、少しでも便利になったと感じられる場所になっていくことが期待されます。なお、これまで駅ビルの工事に伴い、南口の仮設のタクシー乗り場は、３月８日に廃止となりました。

南口のタクシー乗り場には、ＪＲの改札口から、ｅｋｉｅを正面に見て右に曲がり、階段やエスカレーターを下りて歩き、正面に案内図が見えたら、左に曲がると、たどり着きます。

乗り場は、完全に屋根に覆われているため、利用客もドライバーも天候を気にすることなく、乗り降りが可能となります。タクシーは縦２列で合計４台が待機し、２台同時に出発することができます。ドライバーは「屋根がないと、雨の日に濡れたスーツケースをそのまま座席に置くお客様もおり、座席が汚れてしまうので困っていたが、雨に濡れずにそのままタクシーに乗り込めることで、そのような心配もしなくていい。」と話していました。

タクシーエリアへの乗り入れは、大洲通りから右折して入っていきます。建物の１階にあることからたくさんの柱があるので、見通しを良くするためにミラーを今後設置していきたいという話もありました。降車場は、つき当たったところを右に曲がり、左側となります。

そして、広島らしさを感じられる場所もあります。タクシーエリアをまっすぐ東に向かうと、マツダスタジアムに続くカープロードにつながります。そのため、カープをイメージした真っ赤なポールや、点字ブロックに沿って真っ赤なタイルが敷かれており、試合を観戦する前に、気持ちを高めてくれます。

南口のタクシーエリアの利用が始まっても、工事は続きます。２０２５年夏頃に、広島電鉄が広島駅の２階に乗り入れ、現在使われている路面電車の線路や乗降場を撤去します。その後、ペデストリアンデッキの整備が進められる予定です。最終的に、２０２８年度末までに南口に広場が整備され、マイカーが乗り入れるエリアや、バス乗り場の拡充などが行われるということです。

多くの人々に「広島っていいところだな」と、駅から思ってもらえる場所になっていくことに、期待が寄せられます。