福山市の動物園に新たにキリンが仲間入りし、一般公開が始まりました。一方、動物たちの暑さ対策も進んでいます。

寝床から首をのぞかせるメスのアミメキリン…。名前は「ユウヒ」です。6月20日、福山市の動物園にやって来て、7月、一般公開が始まりました。

■幼稚園児
「顔の辺りがかわいかった」
■幼稚園児
「でかかった！」
Qどのくらいの大きかった？
「このくらい」

園には3月までオスのキリンがいましたが、繁殖のため徳島へ…。メスの「かりん」1頭のみとなっていました。そのため「ユウヒ」が東京の動物園から仲間入り。メスは群れを好む生態のため、「かりん」にとって暮らしやすい環境となりました。

好奇心旺盛で、今の環境にすぐに馴染んだという「ユウヒ」。特徴的な模様が左肩にあります。

■福山市立動物園　世良歩美さん
「左の肩に干支の漢字の午、きれいなマークが入っている。かりんちゃんともすぐに打ち解けてくれてよかったなと思っている」

一方、暑い日が続き日陰で過ごすことが多くなった動物たちもに熱中症対策が欠かせません。猛獣エリアでは、寝床で冷房をかけるほか、ミストシャワーで涼しい環境を作ります。また、定期的な水浴びも欠かせません。

■福山市立動物園　住元利博 園長
「動物はしゃべれないから人間のように訴えることができないが、そこは飼育員が随時気温を見ながら、どういった形をするかやっている」

人間だけでなく、動物にもあの手この手で暑さ対策が続きます。

（２０２４年７月２５日放送）