国の重要文化財「厳島神社の五重塔」 保存修理工事を公開 広島・宮島
■庭田杏珠記者 リポート
「先月から始まった、宮島のシンボルでもある五重塔の工事現場です。中に入ってみますと、かなり赤色が褪せていることがわかります。」
厳島神社が国の重要文化財・五重塔の保存修理工事を2月から開始し、6日、その内部が公開されました。
2020年の台風10号で檜皮葺屋根が被害に遭い、雨漏りしないように鉄板で12か所を覆う応急措置を施していました。今回の修理では、25年ぶりに全ての屋根を檜皮葺にふき替えます。また、朱色の塗装も上塗りします。
■厳島神社技師 原島誠さん
「ある程度下ぬりもできていますので、最後の上塗りをなおして、また朱色の色によみがえらせたいなと」
観光客も、修理後の姿を待ちのぞんでいます。
■観光客(祖父母と孫)
「ここ(五重塔)は来てましたよ」
「きれいになってまた映えて。いいことだと思います」
■観光客(男性)
「また今度来たい、ぜひ見たいと思います」
■観光客(若者2人)
「鳥居だけじゃなくて、まわりもしっかり見てもらったほうが宮島というものを楽しめるのではないか」
修理は2027年10月までおこなわれます。
(2025年3月6日放送)