【日鉄呉跡地】「複合防衛拠点」防衛省が配置案示す
日本製鉄呉地区の跡地活用について防衛省は6日、日本製鉄・広島県・呉市との4者協議で“複合防衛拠点”の配置案を明らかにしました。
6日朝、広島市内で2回目となる4者協議が行われました。日本製鉄呉地区の跡地を巡っては、防衛省が「多機能な複合防衛拠点」を整備する考えを示しています。協議の冒頭、防衛省は配置計画の中間案を示しました。
入口近くには、工場の建設や民間企業の誘致を計画…。埋立地には「防災拠点」や「自衛隊部隊の活動基盤」のエリアを設けます。市民も利用できる運動場は、災害時には避難所として活用してほしいとしました。
また、配置の検討や地形の測量などの経費およそ4億6000万円を来年度予算に盛り込みます。
■防衛省 地方協力局 村井勝 総務課長
「年度内に(配置計画を)完成させる目標で引き続き作業を進めていきたい」
午後には、呉市議会を訪ね、市議らに計画案を説明しました。議員からは、民間誘致エリアの活用方法についての質問や雇用の促進などに期待する声があがった一方、安全面の配慮を求める意見もありました。
防衛省は週明けに詳しい協議の内容を公表するとしています。
《2024年9月6日放送》