東京地検職員や警察官を名乗る人物らから電話 竹原市の男性(90代)が現金1600万円だまし取られる被害
竹原市内に住む90代の男性が、「現金を保全する必要があるので、警察に出してほしい」などと言われ、東京地検の職員などを名乗る人物らから現金1600万円をだまし取られました。
警察によると、10月下旬、竹原市内の90代の男性のもとに、東京地検の職員をかたる男から「暴力団組員があなた名義の携帯電話と銀行口座を持っていた」「このままだとあなたも共犯者扱いだ」と電話がありました。
後日、電話をかけてきた男の上司を名乗る男から「あなたの口座を凍結しない代わりに預金をすべて自宅で保管してください」「ATMで毎日引き出してください」と電話があり、被害者の90代の男性はその指示に従い、口座から預金を引き出しました。
さらには、警察官をかたる男から「現金を保全する必要があるので、警察に出してほしい」と電話があり、指定された場所に現金1600万円が入った袋を置いていたところ、だまし取られました。
警察では、今回と同種の犯行がすでに発生しているとして、以下の点について注意を呼びかけています。
【警察による注意喚起】
〇警察官が口座から現金を引き出すように指示することはありません。
〇電話で現金の話が出たら、詐欺を疑ってください。
〇このような電話がかかってきたら、すぐに110番通報をしてください。
【2024年11月17日】