被爆79年目の「平和宣言」の検討会議が始まる 広島市
8月6日の「原爆の日」に、平和記念式典で広島市長が読み上げる「平和宣言」の検討会議が始まりました。
被爆79年目となる今年の「平和宣言」の初会合には有識者7人が出席しました。
座長を務める広島市の松井市長は核廃絶と逆行する世界情勢を踏まえ、宣言の冒頭は、平和の重要性を問いかけるメッセージを盛り込む考えを示しました。
■広島市 松井一実市長
「これまで以上に為政者に威嚇や武力行使ではなく対話による平和的解決にむけた 外交政策へと転換することを促すために市民社会に平和文化を根付かせることの重要性を強調する」
□去年の宣言
会合では、今年75周年となる平和都市建設法を盛り込むことや、核兵器撤廃をZ世代とよばれる若者と一緒に考えるなどの意見が出ました。
会合は今後2回開かれ、8月1日までに今年の平和宣言が発表される予定です。
【2024年5月7日 放送】