広島県が導入検討の「宿泊税」 1人1泊あたり一律200円の素案がまとまる
広島県が導入を検討している「宿泊税」について、1人1泊あたり一律で200円を徴収するとした素案をまとめたことがわかりました。
関係者によると、ホテルや旅館の宿泊客に課税する「宿泊税」について、県はビジネスや観光など目的を問わず1人1泊あたり一律200円を徴収する方向で調整しています。集めた財源は、観光地の混雑緩和対策やインフラ・トイレの整備などに活用する考えです。
広島を訪れていた観光客は・・・。
■愛知県から
「200円くらいなら、いやじゃないよね。何千円もとかになるといやですけど
数百円とかだったら別にいやとかは(ない)。それでも行きたいところには行くと思います」
■岐阜県から
「実感できればいいね。実際にちゃんと(税金が)反映されているかという実感」
一方、広島市の松井市長は宿泊税について、これまで慎重な姿勢を示しています。16日の会見で、宿泊施設など関係者が納得する形での導入を求めたいとした上で、平和学習に訪れる修学旅行生にも税を徴収することに対しては配慮が必要だとしました。
県はこの素案を近く県議会で説明する方針です。その後、宿泊事業者などからも意見を聞いた上で最終的な案をとりまとめることにしています。
(2024年5月16日放送)