100回大会を迎える箱根駅伝 世羅高校出身・中野翔太選手(中央大)の強さのヒミツに迫る! 目標は「区間賞で優勝!」【アナたにプレゼン・テレビ派】
広島テレビのアナウンサーが、気になるテーマを自ら取材して、お伝えする『アナたにプレゼン』。今回プレゼンする有田優理香アナウンサーが、箱根駅伝出場に向けて、広島に縁のある選手をお伝えします。
地元広島の注目選手を紹介!
今回プレゼンするのは、箱根駅伝です。歴史ある正月の風物詩は、100回を迎える記念大会です。母校の誇りと歴史を背負って走る学生の姿は美しく、また、地元の選手はもちろん、出身高校など共通点を見つけて、応援したくなります。
広島に縁のある3選手を紹介します。まずは、中央大学4年生のエース中野翔太選手。そして、青山学院大学4年生の倉本玄太選手は、大学の学生3大駅伝の出走はありませんでしたが、直前の記録会で結果を残しました。最後の箱根駅伝で出走となるか、注目が集まっています。そして最後は、明治大学2年生の森下翔太選手です。全国高校駅伝で、2020年から2連覇した世羅高校のエース。2回とも最長の1区を走り、3年生だった2021年は区間賞にも輝いた実力者です。前回の箱根駅伝では、ルーキーながら3区で、区間4位の力走を見せました。
有田アナのイチ押し選手は…!
その中で今回は、中央大学4年中野翔太選手をプレゼンします。広島市佐伯区出身の中野翔太選手。世羅高校時代は3年連続で全国高校駅伝に出場し、2年生の時に準優勝に貢献しました。中央大学の主力に成長し、前回の箱根駅伝では、3区を走ってみごと区間賞。チームを総合2位に導きました。
Q.100回大会への意気込みをお願いします。
■中央大学4年生 中野翔太選手
「100回大会では優勝を狙っているので、区間賞をとって優勝に貢献したい。」
2大会連続で区間賞なるかという、とても頼もしい中野選手は、世羅高校時代から駅伝力が光っており、高校2年生の時には、チームの準優勝に貢献しました。また、3年生の時、チームは12位でしたが、中野選手はエースが揃う3区で、日本人トップの3位の成績を残しました。そして、大学でも箱根駅伝で、前回区間賞と活躍していますが、ここまでチームでの優勝がありません。大学4年生最後の箱根駅伝では、優勝して有終の美で締めくくりたいと意気込んでいます。
中野翔太選手の強さのヒミツ、ここにアーリー!!
最後の箱根駅伝に向けて奮闘する、中野翔太選手の強さの秘密を探っていると、広島の力というのが大きく関係していました。強さの秘密は2つあります。母校の世羅パワー、そして、ご家族の応援というのが見えてきました。
まずは、世羅パワー。中野選手の最大の強みは「レースや練習の集中力」と話していました。その強い心を養ったのは、世羅高校の裏山のクロスカントリーコースでの練習です。世羅高校伝統の練習コースで、往復4.8キロあり、山の中のためアップダウンがも激しく、集中して走るというのが、駅伝にも生きていると話しています。世羅高校陸上部は、このコースを週に3回ほど練習で走っていて、中野選手は加えて、朝練習の前など、積極的に自主練習で走っていたほどストイックです。このコースでの練習のおかげで、大学に入ってからもロードが強く、どんなコースでも集中して、相手に惑わされず、自分のペースで走れるそうで、大学に入ってもこの力というのは、生きていると話していました。
そして、世羅高校の仲間たちの存在も大きく、長期休暇の際は、広島で会うことも多いそうです。エースとして活躍している選手も多く、その様子を聞くと、刺激になるということです。そして、広島で集まった際に食べるソウルフード、広島のフードが汁なし坦々麺で、大好きなんだそうです。ただ、辛いのは苦手で、それでもこの味が大好きで、ご飯を締めには絶対入れて、温泉卵につけながら食べるスタイルだそうです。
強さの秘密2つ目の、ご家族の存在も大きく、お父さん、お母さん、お姉さん、おじいちゃん、おばあちゃんと、駅伝大会はほぼ全ての大会、広島から駆けつけます。走っている中野選手も、大きな声援で沿道で、ご家族がどこにいるのかというのが分かるそうです。タスキを渡す中継所で、応援していることが多いので、最後力になると話しています。家族にとっても、中野選手の存在が大きく、お姉さんの梢さんは、家族が1つになれる大きな存在だと話していました。箱根駅伝には、大晦日に車で広島を出発して、関西でお姉さんが合流、元日に関東に到着、その後、関東の親戚も合流し、大応援団でエールを送る予定です。
そして、中野選手の最後の箱根駅伝の目標は、区間賞で優勝。そして花の2区で、各大学のエースと勝負したいと話していました。そして、広島の人たちには、成長した姿を見せたいと意気込んでいます。
【テレビ派 2023年12月19日放送】