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高騰が続くガソリン価格 大きな痛手に資金繰りを心配する業者や悲鳴を上げるドライバー【徳島】

2025年1月22日 19:46
高騰が続くガソリン価格 大きな痛手に資金繰りを心配する業者や悲鳴を上げるドライバー【徳島】
ガソリン価格の高騰が続いています。

全国平均が185円を超え、様々な方面に影響が出ています。

ドライバーや運送会社の声を取材しました。



徳島阿南市桑野町のガソリンスタンド、1月20日、値段が示されたの電光掲示板には「レギュラーガソリン1リットル 179円」と表示されていました。

このガソリンスタンドでは政府の補助金が引き下げられたあと、2024年12月下旬と先週に、ガソリン価格を5円ずつ引き上げました。

値上げの前の日には駆け込み需要の客が殺到したそうです。

ガソリン価格の相次ぐ上昇には、車のドライバーからも悲鳴が聞かれます。

ガソリン価格が上がっても、仕入れ値が増えるだけで利益にはなりません。

このスタンドの経営者は、急激な仕入れ値の増額に今後の資金繰りを心配しています。


一方、阿南市橘町でトラック約100台を有する運送会社、トラックの燃料である軽油もガソリン同様に価格が上昇し、1か月で10円ほど値上がりしました。

この会社では徳島県内のほか、京阪神や名古屋までトラックを走らせるため、1か月に約15万リットルもの軽油が必要です。

しかし、値上がりして増えた経費をすぐ運送料に転嫁するわけにはいかず、会社にとって大きな痛手です。


徳島経済研究所の上席研究員・蔭西義輝さんは、国の補助金縮小について脱炭素政策など様々な面を考慮すると、仕方ないことと話します。

また、今後のガソリン価格について蔭西さんは、「海外の石油産出国の動きに左右されるため、しばらく不安定な状態が続く」とみています。

(詳しくは動画で)

最終更新日:2025年1月22日 20:07
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