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鳴門公園周辺で南海トラフ地震などに備え観光客の誘導などを想定した避難訓練が初めて行われた【徳島】

2025年1月21日 17:41
鳴門公園周辺で南海トラフ地震などに備え観光客の誘導などを想定した避難訓練が初めて行われた【徳島】
徳島県鳴門市の鳴門公園の土産物店や観光業の関係者などでつくる「鳴門公園自主防災会」は南海トラフ地震などの自然災害に備えようと21日、地震を想定した避難訓練を初めて行いました。

訓練には、土産店の店主ら26人が参加しました。

(音生かし)
「これは緊急地震速報の訓練です。強い揺れに警戒してください揺れがおさまったら避難指示に従ってください」「落ち着いて外に出ましょう」

訓練は、和歌山県沖でマグニチュード8の地震が発生し、鳴門公園周辺で震度6強を観測したとの想定で行われました。

普段は観光客でにぎわう千畳敷や渦の道など3か所で緊急地震速報が流れると参加者は身の安全を確保した後誘導役と観光客役に分かれて避難場所になっている駐車場まで歩いて移動しました。

駐車場に集まった参加者は、被災者やけが人の数を報告し状況を確認しあいました。

さらに、大津波警報が発令され低い場所に下りられない場合を想定し、地域の1次避難場所に指定されている大塚国際美術館まで歩いて移動しました。

訓練の参加者からは、「地震が起きた時、避難路は大丈夫か」「電話が使えない場合、情報伝達をどうするか」などの意見が出ました。

(参加者)
「参加してよかったと思う。ただ広場に集まったらいいという感じで避難訓練って思ってたけど、ちょっと(避難路が)きついです。日頃の運動が大切と思った。観光客の方にもぜひとも避難場所とか逃げる場所をしっかり教えてあげたいと思います」

(鳴門公園自主防災会 森下麻実子 会長)
「どうやって安全に自分たちの身を守りながらお客様を誘導していくかということが課題になってたので、その確認が一歩できたと思ってる。少ない人数の中で誘導していくことの難しさを知ったしあとは地形、特別な公園なので、地形の難しさやあとはどうやって的確にみなさんに情報をお伝えするかというところの難しさを感じてる」

訓練の後、参加者は鳴門市消防本部の職員から心肺蘇生法などの講習を受けました。

鳴門公園自主防災会では、今後も定期的に避難訓練を実施していく方針です。
最終更新日:2025年1月21日 20:34
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