6月22日、徳島県つるぎ町の川の中に座り込んでいた高齢女性を見つけ、救助したニュージーランド人2人に7月17日、感謝状が贈られました。

感謝状が贈られたのは、父親がニュージーランド人、母親が日本人で現在、つるぎ町の祖父母の家に滞在しているニュージーランド国籍の理容師タイキ・ギャラハーさん28歳と、ニュージーランドの社会福祉士タチアナ・ミラーさん22歳です。

警察によりますと、6月22日、ミラーさんが貞光川に浸かって座り込んでいた80代の女性を発見。

助けを求められたためギャラハーさんに連絡し、女性を安全な場所まで引き上げました。

その後も2人は、救急隊の到着まで女性の身体を拭くなど救助活動を続け、女性にけがはありませんでした。

（タイキ・ギャラハーさん）
「（感謝状をもらえたのは）すごいと思う。こんなの初めてやからなあ、賞状もかっこいいし」

（タチアナ・ミラーさん）
「めっちゃかっこいい。少し怖かったけど、ほかに助けられる人がいないから、私が助けなければと思いました。（今後同じような場面を見かけても）助けます」

（タイキ・ギャラハーさん）
「年寄りがトラブルになったら助けるしかない」

一方、小松島署でも7月16日、盗まれたかばんを発見した功労者に警察から感謝状が贈られました。

感謝状が贈られたのは、警察の依頼を受けて活動する民間の警察犬、嘱託警察犬のデンドライトくんと指導員の奥谷明子さんです。

警察によりますとデンドライトくんと奥谷さんは、6月14日、勝浦町で70代の男性が盗まれた鞄の捜索に参加し、警察官が6人態勢で約1時間かけて探しても見つからなかった鞄を、たった5分で発見したということです。

この活躍に対して7月16日、小松島署から感謝状が贈られました。

（嘱託警察犬指導員 奥谷明子さん）
「捜索自体が犬の鼻任せになってくるので、犬の鼻を信じて（これからも）頑張って練習もしていきたいと（思います）」

2024年に7歳になったデンドライトくんが盗難品を見つけたのは今回が初めて。

訓練の日々はこれからも続きます。