帝国データバンク徳島支店によりますと、2024年の徳島県内の企業の倒産件数は44件で、2023年に比べて7件増えました。

過去10年間で見ると、コロナ禍で倒産が急増した2020年に次ぐ2番目の高水準です。

一方で負債総額は38億4400万円と、2023年に比べて5億6800万円増えたものの、過去10年間では4番目に少なくなっています。

業種別では「建設」が13件で最も多く、次いで「製造」と「サービス」がそれぞれ9件でした。

また2024年最大の倒産は8月に破産した阿南市の小濱製材所で、負債総額は推定10億円です。

2025年の見通しについて、帝国データバンク徳島支店は「企業間の格差拡大が見込まれ、幅広い業種で倒産が増える」と、懸念しています。