（後藤田正純徳島県知事）
「（徳島県内の）実質賃金が、2024年8月・9月・10月と連続でプラスになった」

厚生労働省によりますと、全国の実質賃金は2024年8月から3か月連続でマイナスとなっています。

一方で徳島県内の実質賃金は2024年8月が1.7%プラス、9月が3.0%プラス、10月が3.1%プラスとなりました。

これは、1月24日の定例会見で、後藤田正純徳島県知事が明らかにしたものです。

実質賃金とは、労働者が受け取った給与から物価の変動の影響を差し引いて算出した指数です。

給与が上がっても、それを上回る物価変動となると実質賃金はマイナスに、物価変動より給与が上回ると実質賃金はプラスとなります。

2024年の1月から10月でも、全国の実質賃金が8つの月でマイナスとなった一方で、徳島県内については2つの月でのマイナスに留まっています。

（後藤田正純徳島県知事）
「四国の中でも唯一、淡路、神戸、大阪に近い。そこに（労働力を）吸い取られる可能性・危険性がある地域において、こういった傾向というのは徳島の経済や産業持続可能性のためには非常に良いことだと思う」