3月の卒業式を前に、徳島科学技術高校の生徒が30日、老朽化している体育館ステージ上の講演台などを徳島市の鏡台店で修理しました。

徳島科学技術高校の体育館にある講演台と花を置くための台は、学校統合前の水産高校時代から使用しているもので、大きな傷が目立っていました。

このため、生徒から修理し甦った講演台を後輩たちに残したいとの声が上がっていました。

講演台は社会人講師としてお世話になった阿波の名工・江淵達人さんの元へ持ち込まれ、30日は3年生5人が修理を手伝いました。

（科学技術高校（建築）生徒会長小林隆友さん）
「実際にやってみて、物づくりの面白さや物を大切にする心が芽生えたかなと思います」

講演台と花を置く台は今後、江淵さんが修理を進め、3年生が巣立つ卒業式までに返ってくる見込みです。