今月18日に県が香港で開催した「徳島商談会」に参加した旅行業関係者が23日県庁に集まり、商談会で出た課題などについて話し合いました。

県は徳島阿波おどり空港に国際定期便が就航したことや2025年、大阪・関西万博が開催されるのを機に、海外での「徳島県」の認知度を上げインバウンド需要を取り込もうと、1月18日に香港のホテルで「徳島商談会」を開催し、県内の宿泊業者や観光施設など30団体と香港の旅行代理店など28団体が参加しました。

そして23日は、この商談会に参加した関係者が県庁に集まり、それぞれが持ち帰った今後の課題などについて話し合いました。

（祖谷渓温泉・植田佳宏会長）
「香港の場合は元々イギリス領なので日本と一緒、左車線右ハンドルですので、空港を降りてから公共交通機関プラスやはり個人客が多い。レンタカー、ここをある程度重視すべき」

（サンシャイン徳島・梯学総支配人）
「春夏秋冬と四季があるので、その都度その都度の情報をタイムリーに欲しい（要望）」

（後藤田知事）
「マラソン大好き、みんな香港も韓国も。アニメも大好き、マチアソビ、秋の阿波おどりや花火、こういうイベントを呼び水としてであれば今後発信していきたい」

（エアトラベル徳島誘客戦略室・シドニー・バティグサブリーダー）
「今年のマチアソビとか、阿波踊り、ちゃんと英語の詳しい情報を入れないとあまり意味がないと思う」

（サンルート徳島・竹本亜右実総支配人）
「徳島空港出る時に気になったことは、マネーエクスチェンジ両替が出来なかったという所」

また、商談会に参加した香港の旅行業関係者のアンケート結果では今後、徳島県を訪れる旅行商品を作る予定、もしくは作っていると答えたのは、約7割に上ったことが県の担当者から報告されました。

一方で、参加者らからはまだまだ「徳島」の知名度を高める必要がある点や、海外向けの情報発信が足りていない点などが課題として挙げられていました。

そして県は1月23日、その徳島と香港を結ぶ国際定期便について、2月24日から3月17日の間の7往復を機材点検のため欠航することを明らかにしました。

徳島阿波おどり空港と香港との間では、2024年11月からグレーターベイ航空が月曜日と水曜日、土曜日に週3往復のスケジュールで定期便を運航しています。

県によりますと、グレーターベイ航空から2月24日から3月17日の月曜日と水曜日の7往復について、機材点検のため欠航すると連絡があったということです。

この間の土曜日の1往復については、通常通り運行します。

この徳島香港便の搭乗率は2024年11月が57％、12月が64％だったということです。