台湾大地震から一夜 熊本空港では台湾に帰る人から不安の声も 熊本県は支援を発表
日本時間3日午前9時頃に発生した台湾東部沖を震源とする地震では、これまでに9人が死亡し、1000人以上がケガをしています。山間部などでは今も救助活動が続いています。
4日、熊本空港では台湾行きの便を待つ人たちが。
Qフレンド、ファミリー、大丈夫ですか?
■台湾からの女性
「大丈夫です。ありがとうございます。」
(スマホをカメラに見せながら)
「余震があると聞いた」
さらなる地震に不安を抱えていました。
■台湾からの男性
「これから帰って自宅を見てみます。現地の人からたくさんの家が崩れていると聞いていますので、とても心配しています」
熊本空港によりますと、地震による台湾便への影響はないということです。
TSMCの進出を機に、台湾との取引や観光などが活発となっている熊本。県は4日、被災者の救援のため支援を始めると発表しました。災害見舞金として100万円を贈るほか、4日から県庁ロビーや県の広域本部、くまモンスクエアなどで復興応援募金の受け付けを始めました。準備が整い次第、口座振り込みでの募金も開始する予定です。
熊本市も、5日から市役所、区役所、国際交流会館で台湾への支援募金を始めます。また、TSMCがある菊陽町は「熊本地震の時も台湾の方には支援いただいたので、何かしらの形で支援していきたい」とコメントしています。