3日に台湾東部沖で発生した大地震で被害にあった人たちを支援しようと、熊本県内でも支援の輪が広がっています。

■松本茜記者
「熊本とつながりの深い台湾を支援しようと、熊本県庁には募金箱が設置されています」

熊本県は、４日から県庁本館1階ロビーや各地域にある県の地域振興局、それに｢くまモンスクエア｣など13か所に募金箱を設置しています。

■募金した人
「台湾の人たちは、日本に対してそれだけの思いがあり、災害の時に支援してくれた。私たちも恩返しをしたほうがいいかなと思い募金した。できるだけ復興してほしい」

県によりますと、熊本地震以降、台湾から贈られた見舞金や義援金は約4億4500万円に上ったほか、熊本豪雨の際には、台湾の友好団体などから140万円の寄付があったということです。

蒲島郁夫知事も5日の定例会見の中で、過去の台湾からの支援に触れ、｢行動で返したい｣と話しました。

■蒲島郁夫知事
「福岡の台湾弁事処台湾人コミュニティーや、TSMCの子会社のJASM等を通じて支援等のニーズを確認中。その結果を受けて迅速に対応していきたい」

また、県は県議会とあわせて災害見舞金として100万円を台湾に贈るということです。

募金箱は当面の間設置され、今後、口座振り込みによる受け付けも行う予定です。このほか、熊本市役所や各区役所、国際交流会館などでも募金を始めています。