【政令市ワースト】激しい渋滞の解消へ 知事と熊本市長が初のトップ会談
トップ会談は、木村知事が大西市長に呼びかけ初めて実現しました。国土交通省の調査では、去年9月時点、県内の主要な渋滞か所は283か所。このうち、熊本市は175か所に上り、東京・大阪・名古屋を除く全国の政令指定都市の中で最も多くワースト1位となっています。
■木村敬知事
「交通渋滞については、私自身も3月の知事選の中で多くの県民、市民の皆様方から悲痛な訴えに近いものをいただいた」
■大西一史熊本市長
「きょうのトップ会談には、多くの県民、市民の皆さんが大変期待している」
会談は非公開で1時間行われ、渋滞解消に向けた課題や短期的、中長期的な施策について意見を交わしたということです。
会談終了後、取材に応じた2人は。
■平井友莉キャスター
「これまでも渋滞対策にいろいろと取り組まれてきていると思うが、きょうのトップ会議を経て、今までとこれからとどのように違うのか」
■木村敬知事
「今までは、こういう形で知事と市長で腹を割って話すことは少なかった。まず関係者との間で共有できたのが1番の成果」
■大西一史熊本市長
「これから特に連携をして、相当進んでいくだろうなということを我々も実感しましたので、そこはあまり大きなことは言えませんけど、期待していただければなという風に思っています。言っちゃった(笑)」
【スタジオ】
(緒方太郎キャスター)
きょうのトップ会談は、どのような意味があったのでしょうか?
(平井友莉キャスター)
交通渋滞について、県と熊本市のトップが直接、公式に会談するというのは、前の蒲島県政16年を含めて“初めてのこと”だったということです。
(緒方キャスター)
長年の課題だっただけに意外…というより驚きですよね。具体的にはどのような内容だったんでしょうか?
(平井キャスター)
きょうの会談では、まず国の調査で明らかになった市内の主要な渋滞か所175か所の分析を行うことを確認しました。
その分析に基づいて、AIを活用して信号を制御したり、渋滞が発生しやすい場所に右折レーンを増やしたりするなど、大まかな方向性が示されました。より具体的な取り組みについては、8月19日に示す方針です。