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樹齢100年 地域のシンボル・民家の大クスノキが移植 熊本豪雨で宅地の嵩上げ

2023年10月19日 12:15
樹齢100年 地域のシンボル・民家の大クスノキが移植 熊本豪雨で宅地の嵩上げ
3年前の熊本豪雨で被災し、宅地のかさ上げ工事が始まった球磨村で18日、地域のシンボルだった大木の移植工事が行われました。

移植されたのは、球磨村神瀬の上原敦さん宅にあった樹齢100年程のクスノキです。地域の人が見守るなか、高さ9メートル、重さ11トンの大木が、クレーンで吊り上げられました。

■所有者だった上原敦さん
「私もどうしようか迷ってたんですけど、地区の皆さんが残した方が良いと言ってくれて。移設できますという所までやっていただいたんで大変ありがたいですね」

クスノキを残したいという村の人の声を受けて、上原さんは村にクスノキを寄贈し、今回の移植となりました。

神瀬地区では、宅地2万平方メートルを最大で2.9メートル嵩上げする工事中で、来年3月の完成を目指しています。

村ではクスノキを中心に公園の整備を検討しているということです。

■所有者だった上原敦さん
「ホッとしています。残していただけるんで非常にありがたいです」

熊本県民テレビのニュース