5日、天草市の鬼池港で車がフェリーに乗船した直後に内側の壁に衝突し、車に乗っていた3人のうち2人が骨折などの大けがをしました。

5日午後3時前、天草市五和町の鬼池港を出発するフェリーに軽乗用車が乗り込んだ直後、フェリーの内側の壁に衝突しました。フェリー会社の従業員から「接岸中のフェリー内で車両一台が衝突する事故があった」と消防に通報がありました。

この事故で、軽乗用車に乗っていた長崎県に住む70代と80代の男性3人が病院に搬送されました。運転していた男性(74)と助手席の男性（80）が胸などを骨折する大けがで後部座席の男性（76）は頭や両膝に軽いけがをしました。警察は過失運転致傷の疑いで調べています。

なお、鬼池港と長崎県の口之津港を結ぶ島鉄フェリーはその後、欠航しましたが、6日の始発からは通常運航しています。

衝突した車はフェリーに乗り込む先頭車両だったので、ほかの車を巻き込むなどはなく、フェリーの従業員にけが人はいませんでした。