半導体工場進出などで「農地失う」農家からの相談58件 県は農家のニーズ聞き取り中
熊本県菊陽町などへの半導体工場の進出をきっかけに農地を失う農家に代わりの農地を確保するための会議が開かれ、農家からの相談が50件以上寄せられたことが明らかになりました。
■4日 熊本県庁
営農継続 県・市町村連絡会議には菊陽町など2市2町のほか、周辺市町村も出席しました。
県によりますと、2市2町の農業委員会には、代わりの農地を探したい農家などからの相談が58件寄せられたということです。
県では、代わりの農地の候補となる遊休地や耕作放棄地およそ1100区画の情報を提供していますが、市と町からは「農地の賃借料が値上がりしている」など、マッチングが進まない実情が報告されました。
県では、農家のニーズを正確に把握するため、県の担当者が農家を回っての聞き取りをしています。