裁判の弁護団費用約3900万円横領か 元弁護士の男を再逮捕
元弁護士・内川寛容疑者
裁判の弁護団費用約3900万円を横領したとして、元弁護士の男が業務上横領の疑いで再逮捕されました。
再逮捕されたのは、熊本市東区御領の元弁護士内川寛容疑者(63)です。警察によりますと、内川容疑者は、全国B型肝炎熊本訴訟の弁護団長を務めていた2019年1月から約2年間、管理する弁護団名義の口座から75回にわたり金を引き出し、あわせて約3900万円を横領した疑いがもたれています。横領した金は事務所の経費や住宅の借金の返済にあてていたとみられるということです。
内川容疑者は警察の調べに対し「間違いありません」と容疑を認めています。また内川容疑者は、弁護団の口座から約370万円を横領したとして、2月4日に業務上横領の疑いで逮捕され、25日に起訴されました。
弁護団によりますと、弁護団費用をめぐっては約1億4445万円の使途不明金が判明していて、警察が余罪についてさらに捜査する方針です。
最終更新日:2025年2月25日 18:53