山沿いで大雪のおそれ 阿蘇山上などで積雪 豊肥線は列車が倒竹と接触し運転見合わせ
19日の熊本県内は、寒気と低気圧の影響で雪が降り、山沿いでは大雪のおそれがあります。県内ほとんどの地域で大雪・着雪注意報が発表されていて、気象台は山間部、平野部ともに大雪への注意を呼びかけています。
九州北部の上空に寒気が流れ込み、気圧の谷や九州の南の海上を低気圧が通過する影響で、県内の山沿いでは雪が降っています。阿蘇市ではあたり一面が真っ白になり、車体の上に雪を積もらせたまま走行する車が見られました。また、阿蘇山上では駐車場に積もった雪を取り除く作業が行われていました。
雪による交通への影響も出ています。JR豊肥線は、大分県の豊後荻と阿蘇市波野の滝水間で列車が雪で倒れた竹と接触した影響で、19日午前11時40分現在、立野~大分県の豊後竹田間が運転を見合わせています。
気象台によりますと、20日正午までの24時間に予想される降雪量は、山沿いの多い所で4センチとなっています。
19日午前11時現在、県内ほとんどの地域に大雪・着雪注意報が発表されています。気象台は、路面の凍結による交通障害や農作物の管理、電線や樹木などへの着雪への注意を呼びかけています。