熊本電鉄が2月から大幅な減便 背景には運転士不足 当面は減便が続く見込み
熊本市の上熊本と北熊本、藤崎宮前と合志市の御代志を結ぶ熊本電鉄が発表した2月3日のダイヤ改正による各曜日の減便は以下の通りです。
▼月曜~木曜 現行159本→121本 (減便数38本)
▼金曜 現行161本→121本 (減便数40本)
▼土曜 現行148本→ 97本 (減便数51本)
▼日・祝日 現行120本→ 91本 (減便数29本)
4分の1あまりの便を減らすという決断の背景にあるのが、慢性的な運転士不足です。熊本電鉄によりますと、2月にかけてさらに3人の運転士が退職し、現行ダイヤの維持が難しくなったといいます。
熊本電鉄は「去年から乗務手当も引き上げているが、退職者数が多い現状。3月からは運転免許を持っている指令職の職員も含め、当面11人で運行する」と話しています。
減便に伴い、上熊本発北熊本行きの終電の出発時刻が、月曜から木曜は現在の午後9時55分から9時10分に45分繰り上げられます。また、藤崎宮前から御代志の所要時間が現在の26分から31分に5分増加します。
熊本電鉄は運転士の募集を続けていますが、免許の取得に1年以上かかることから、当面の間、減便は続く見込みです。