【肥薩線】利用客数1日1人以下…「廃止」合意の3駅にJR九州社長が言及
いずれも豪雨前の利用客の数が1日1人以下で、地元の自治体が「廃止」に合意しました。これに対しJR九州の社長は、「球磨川エリアの復興再生ということではひとつのいい形になったのではないか」としました。
これは福岡市で行われた会見で述べたものです。JR九州の古宮洋二社長は、今回地元が廃止に合意した3つの駅以外にも利用者が少ない駅はあるとしたうえで、次のように述べました。
■JR九州・古宮洋二社長
「今回の鉄道による復旧というのは、球磨川エリアの再生・復興ということがあると思います。そういう面では最終的にそこ(再生復興)とセットで3つの駅が決まったと思いますので、私はそれはそれでひとつのいい形になったのではないかなと思っています」
一方、復旧の方針が決まっていない人吉~吉松について古宮社長は、次のように述べました。
■JR九州・古宮洋二社長
「人吉~吉松は日常利用というのはほぼない。そういう面ではどういうふうに活用していくかというのはひとつの課題になると思います」
肥薩線の復旧については、3月31日にJR九州と国、熊本県が話し合う検討会議が開かれ、八代~人吉の鉄道での復旧について最終合意が図られる予定です。