「契約は違法」ごみ処理施設建設をめぐり住民監査請求
天草市に建設が計画されている新たなごみ処理施設について、施設の整備と運営事業を行う企業グループとの契約は違法だとして、天草市の住民が10月17日、住民監査請求を起こしました。
天草市と上天草市、苓北町からなる天草広域連合の監査委員に請求書を提出したのは、天草市に住む中田統さんです。
新たなごみ処理施設をめぐっては、一般競争入札に当初、2つの企業が応募していました。その後1社が辞退し、広域連合が入札なしでもう1つの企業グループに決めたことから中田さんは違法だとして監査請求をしました。
天草広域連合は、現在の施設の老朽化に伴い、天草市楠浦町に新たな施設の建設を計画していて、2027年度の運用開始を目指しています。天草広域連合は去年7月、建設費を含む368万円あまりの予算を可決し、今年8月には、2回否決していた約2億2200万円の施工監理業務委託費を含む一般会計補正予算案も可決しています。
中田さんは監査請求の回答次第では住民訴訟も検討すると話しています。