熊本市中央区大江のKKTを出発し、天草市五和町にあるイルカセンターを目指します！

その距離約100キロ。国道3号から宇土半島に入った先はほぼ片側1車線です。
平日に同じルートを走ると、事故渋滞があったものの2時間39分で到着。
果たしてGWにはどうなるのでしょうか？

出発からおよそ1時間。

■緒方太郎キャスター
「海が見えてきました。ようやく麦わら帽子をかぶった意味が出てきた感じがします」
■スタッフ
「今までイルカは見たことあるんですか？」

■太郎キャスター
「イルカは人生で見たことがないです。今とても動物のぬくもりに飢えていて…ちょっと私のペットなんですけど（見せても）いいですか？単身赴任なんで、ペットと離れて暮らしてるんですよ。動物と触れ合いたい欲が最高潮に達してて何としても（イルカに）会いたい」

そんな話をしていると…？

■太郎キャスター
「堀江さんこの橋は？」
■堀江ドライバー
「こっちが天城橋ですね。左側のが元の1号橋です」

見えてきたのは「天城橋」。
宇城市と上天草市をつなぐ三角大矢野道路(全長3.7キロ)の一部で、2018年に1号橋の隣に開通しました。

■太郎キャスター
「橋が2本出来てから車も分散しそうですね」

確かに、橋を通過するまではスムーズだったのですが…。

■太郎キャスター
「ちょうど天城橋を渡りきったところで渋滞にはまりました。うわ、完全に止まっちゃった、止まっちゃったよ…」

■カーナビの声
「松島町合津付近4.7キロメートルの渋滞があります」

■太郎キャスター
「まだまだ待ってるということですね。渋滞ポイントが…」

出発から約2時間20分。平日ではやがてイルカセンターに到着する時間ですが…上天草市の道の駅でちょっと休憩です。同じようにひと休みしていた人たちは…。

■福岡・大牟田市からの観光客
「（1号橋渡ってから）ほとんどのろのろ運転でした。（渋滞）するだろうなと思っていたので予定どおりです。ネットで交通情報で何時頃が（渋滞の）ピークか出ていましたのでそれを避けて早めに出ました」

国土交通省が「主要渋滞か所」に指定している道の駅周辺。出発した後も渋滞が続きます…。

■太郎キャスター
「渋滞の先頭ってどこなんですかね」
■堀江ドライバー
「どうでしょうね～予想が付かないです」

この渋滞、どこまで続いていたかというと？

■有江武利カメラマン
「天草4号橋と5号橋の間の付近です。この付近が渋滞の先頭とみられます」

なんとその距離14キロ。（KKT調べ）
平日には約20分で移動できる区間が、この日は1時間30分かかりました。

その先の松島有料道路付近はスムーズに車が流れ、天草「下島」の手前に見えてきたのは…。去年2月に開通した「天草未来大橋」（全長1.3キロ）です。

■太郎キャスター
「結構車が流れていません？」

近くに住む人も…

■近くの住民
「渋滞が嘘のようになくなりました。橋ができる前はですね、夕方まで出かけられないっていう状況でしたね」
「事故があったとき、車の故障とかそんなときが通行止めにならなくてすむので大助かり」

県によると、未来大橋の開通で車が分散し所要時間が約6分短縮する計算です。
橋を抜けると、目の前に天草の海が広がりました。

■太郎キャスター
「ようやくイルカに会えますね。なんか渋滞で到着が遅れた分想像がめちゃくちゃ膨らんでますね」
「着きました～！長かった～！かかった時間は4時間を越えました」

平日より1時間20分余計にかかって到着です！

■太郎キャスター
「これからイルカに会いに行って参ります！」
■スタッフ
「太郎さん！太郎さん！！すみませんきょうのOA時間があってきょうはちょっともうイルカは…」
■太郎キャスター
「ウソでしょ？本当に？」
■スタッフ
「本当にやばいです」

皆さん、イルカを見に行く際はたっぷり時間に余裕をもって行きましょう！

最後に通った天草未来大橋ですが、渋滞が解消し地元の方がすごく喜んでおられたのが印象的でした。元々あった天草瀬戸大橋だけの時はお盆の時期で、約2万5千台の車が通っていたんですが、県によりますと天草未来大橋が出来てからは瀬戸大橋に約1万5千台、未来大橋に約1万台と分散したということです。渋滞緩和につながっていますね！

また、今回通った天草未来大橋や天城橋は、天草と熊本都市圏をつなぐ熊本天草幹線道路の一部なんです。
熊本天草幹線道路は、国と県が渋滞解消や災害時の代替路を目的として計画しているものでして、全長70キロ。しかし、整備されているのはまだ約18.3キロで完成の時期はまだ見通しが立っていないそうなんです…。

天草未来大橋のように、渋滞緩和につながると思うと、出来るだけ早くの整備が待たれますね！