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【公選法違反で失職】元熊本市議「一括は難しい」議員報酬など1300万円の一部返還

2024年6月14日 19:16
【公選法違反で失職】元熊本市議「一括は難しい」議員報酬など1300万円の一部返還

公職選挙法違反で有罪が確定して失職し、熊本市から議員報酬など約1300万円を返還請求されている田尻善裕元熊本市議が、期限の13日までに一部の金を返還したことがわかりました。

田尻善裕元熊本市議は、去年4月の市議会選挙をめぐって公職選挙法違反の罪に問われ、最高裁で罰金30万円の有罪判決が確定しました。これにより田尻議員の当選は無効となって失職し、公民権が5年間停止されました。

熊本市は今の議員の任期を遡り、去年5月以降に支給された議員報酬と政務調査費など計約1300万円の返還請求を5月30日、田尻元市議に行いました。

熊本市議会事務局によりますと、期限の13日までに田尻元市議から「一括での返還は難しい」と連絡があり、一部が返還されたということです。田尻元市議は今後、全額を返還する意思を示しているということで、議会事務局は返還に向けて話し合いを続けるとしています。

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