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能登半島地震から10日目 氷見市で始業式 学校に子ども達の姿

2024年1月10日 19:16
能登半島地震から10日目 氷見市で始業式 学校に子ども達の姿

地震の被害が大きい氷見市で10日、小中学校の始業式が行われました。校舎の安全確認などのため当初の予定より1日遅れての3学期スタートで、学校に子どもたちの元気な姿が戻ってきました。

教諭
「大丈夫だったかな?」
児童
「大丈夫」
教諭
「元気でしたかー?大丈夫やった?」
児童
「はい」
教諭
「今年もよろしくお願いします」
「よかった、よかった」

氷見市の海沿い、阿尾地区にある海峰小学校は、校舎に大きな被害はありませんでした。しかし水道は断水が続き、現在は給水車が学校の受水槽に運んだ水を使っています。子どもたちが元気に集まった始業式では。

海峰小学校 西裕之校長
「たくさんの方が被害に遭われました。黙とうを捧げたいと思います。黙とう!」

西裕之校長
「今まで経験したことのない大きな揺れの中、とても怖い思いをしたと思います。きょう元気に登校してくれてホッとしています。3学期は、この震災の経験を生かし、感謝すること、助け合うことを大切にしてください」

5年生
「自分の家は大丈夫だったんですけど、(氷見市内の)本家の被害が大きい。こういうことはもう起きてほしくないです」

高岡市の親戚宅に避難している6年生
「おうちは今、傾いていて全体的に。寝る時もちょっと落ち着かない。自分のうちに早く戻りたいなと思います」

「しっかり頭を入れて!(机の)足持ってね」

永井聖志郎記者
「まだまだ余震が続く中、登校してさっそく震度5強の地震を想定した訓練が行われます」

大きな地震はこれまで経験したことがなかった子どもたち、訓練では、指示がなくても自分の身を守ることができるように、机の下に入ることなどを学びました。

また、担任教諭が子どもたちと面談し自宅の被害状況を確認したほか、地震への不安などに対する心のケアを行いました。氷見市は地震に伴い、すべての小中学校にスクールカウンセラーなどを派遣します。

氷見市では、教室の建物が応急危険度判定で危険と判断された宮田小学校は、管理棟に教室を設けて3学期をスタートしています。

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