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大雨被害で犠牲の市議の教訓踏まえ 南砺市で安否確認機器貸し出しへ

2024年2月28日 19:12
大雨被害で犠牲の市議の教訓踏まえ 南砺市で安否確認機器貸し出しへ

2023年7月の豪雨で、南砺市の市議会議員が住民の安否確認をしていて犠牲になったことを踏まえ、市は2024年度、高齢者の世帯などを対象に、安否確認ができる機器の貸し出しを始める方針です。

貸し出される機材は、ボタンを押して安否の問いかけに応えるもので、このほか天気や災害、ごみ出し案内といった日々の暮らしに関する情報を得ることや、家族などとのコミュニケーションをとることもできるということです。

2024年度は、試験的に高齢者のひとり暮らしや高齢者だけの世帯を対象に、希望した30世帯に無料で貸し出すということです。

市はこの取り組みに360万円を計上し、情報共有の範囲を家族に限るか第三者に拡大するかなども検討するとしています。

南砺市の2024年度当初予算案は、一般会計で347億円です。歳入では、市税収入の減少を見込むため、財政調整基金を11億円余り取り崩すなどしています。予算案は、2月29日からの市議会に提出されます。

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