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温泉街に”招かれざる客” カメムシ大量発生で困惑広がる

2024年10月21日 19:30
温泉街に”招かれざる客” カメムシ大量発生で困惑広がる
県内有数の観光地黒部市の宇奈月温泉。ここに招かれざる客の「カメムシ」が大量発生し、関係者が頭を悩ませています。

黒部市の宇奈月温泉駅です。

駅前の商店街の壁にびっしりととまっていたのは、刺激を与えると強烈なにおいを放つ、「カメムシ」です。

土産店の店主 中島昭彦さん「この木です。この木の葉っぱとか、黒いのいますけど、(先週は)これの10倍くらい、木の実に見えるような感じで黒いのが点々と真っ黒になったりとか」

宇奈月温泉駅の近くでは、先週から大量発生しているということです。

中島さん「5年に1度くらい(大量発生が)あるんですけど、今年は特に暖かいからですかね」

駅前でチーズケーキを販売する店では、店員がドアについたカメムシを1匹ずつガムテープで駆除する作業に追われていました。

記者「生ものを扱う店としては厄介?」

店員「臭いも結構ひどいので、お店としては結構来ないように、できるかぎり(駆除)しているんですがそれでも入ってきちゃうので。本当に困っています」

県によりますと、今年は春からの気温が例年より高く、えさとなる木の実も豊作だったことから大量発生しているのではないかということです。

カメムシはこの時期、越冬するために山から多く飛来するため、県は、窓を閉めて家の中に入らないようにするなど注意を呼びかけています。
最終更新日:2024年10月21日 19:30
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