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苦情・キャンセル相次ぐ…富山県内宿泊施設は対応に苦慮 北陸応援割

2024年3月13日 19:45
苦情・キャンセル相次ぐ…富山県内宿泊施設は対応に苦慮 北陸応援割
能登半島地震を受けた国の観光支援策「北陸応援割」は予約が3月8日に始まりました。

しかし、県内の宿泊施設のなかには、応援割の予約が取れない客から苦情やキャンセルが相次ぎ、対応に頭を悩ませているところが出ています。

ホテル黒部 中島ルミ子女将
「取り消しが多くて。う―ん。ため息がでます、はぁ。うーん」

宇奈月温泉にあるホテル黒部の女将、中島ルミ子さんです。

3月8日、ホテルは北陸応援割の予約の受け付けを始めましたが、30分も経たないうちに予約枠は完売したといいます。

しかし、そのあとも予約を希望する電話は鳴りやまず、応援割が適用されなかった客からは、苦情とキャンセルが相次ぎました。

中島ルミ子女将
「どうして電話したのに北陸割が使えないんだとか、北陸応援割が無くなってもう使えないんだったらもうキャンセルするとか」

ホテルによりますと、北陸応援割の事務局から制度の詳細についてのメールが届いたのは、予約開始の前日、7日の午後6時前でした。

さらに配分された予算額は思っていたよりも少なく、不安を感じたといいます。

中島ルミ子女将
「わぁー、たくさんの方にご予約頂いているのに、あしたは大変なことになると思って」

このホテルでは、3月8日以降これまでにインターネット経由の予約のおよそ300件がキャンセルに。

特に来月、4月は、空きが目立つ状態になってしまったということです。

中島ルミ子女将
「北陸に行こうよってみんなが思ってくださって、たくさんの方がご予約をしてくださったにも関わらず、北陸のイメージダウンにもつながりかねないようなそんな事態になったのではないかと、ちょっと懸念していますね」

北陸応援割の予約は県内250余りの施設のうち12日までにおよそ3割で割引適用が終了しています。

宿への直接予約分がまだ販売しているかどうかは、県の特設サイトで確認することができます。
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