富山県で県立高校の再編が課題となるなか、高校へ進学する際に県外へ転出する生徒が急増し、転入してくる生徒数を上回る「転出超過」になっていることが分かりました。

県教育委員会によりますと、去年、県外の高校に進学した生徒は352人で、2016年の148人と比べて8年間で2.4倍に増えています。

なかでも去年、県外の全日制高校へ進学した生徒の7割は、部活動を理由にしていました。

一方、県外から県内の高校などに進学した生徒は117人で、転出した生徒の3分の1にとどまっています。

新田知事「教育ニーズの多様化により個に応じた学びを求める生徒や、行ける学校より行きたい学校を選択する生徒が増加していることがあると考えられる」

きょうの県議会予算特別委員会で質問した奥野詠子県議は、転出した理由を分析して、生徒に選ばれる学校づくりに反映する必要があると指摘しました。