給水待ちに長い列 氷見市 能登半島地震
1日発生した能登半島地震で最大震度5強を観測した氷見市では、断水が続くなど大きな被害が出ています。
気象庁は県内に出していた津波警報を2日午前1時すぎ、津波注意報に切り替え、午前10時には北海道から山陰地方にかけて出していた津波注意報をすべて解除しました。
しかし、しばらくは海面の変動が続くことが予想されるとして海辺での作業や磯釣りなどには注意を呼びかけています。
清水万梨子記者
「建物が倒壊し、大きく崩れています。1階部分がつぶれてしまったと思われます」
氷見市北大町では1日の地震で住宅が倒壊し、一時建物内に3人が取り残されましたがその後救助されました。
すぐ近くの住宅では。
男性
「戸が動かない、車が出せない」
記者
「水は出ますか?」
男性
「トイレ流すのに用水の水をくんできた」
氷見市はほぼ全域で断水状態が続き、8か所で応急給水を行っています。
記者
「どのくらい給水待っている?」
女性
「3時間です」
男性
「お腹すきました。早く水道が復旧してほしい」
2日午後には、砺波市の給水車が氷見市に入り支援を始めました。
氷見市の職員によると、給水は2日午後8時で終了し、3日午前6時から再開を予定しています。
一方、地震のため長野・金沢間で運転を見合わせていた北陸新幹線は、午後3時20分に全線で運転を再開しました。
ただ、ダイヤには遅れが出ています。